謹啓　秋冷の候、需要家の皆様におかれましてはますますご清祥のこととお喜び申し上げます。

平素は弊協同組合並びに組合員各社に対し、格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

さて、生コンクリート業界を取り巻く環境は年々厳しさを増し、弊協同組合管内も公共事業及び民間需要の減少により需要低迷が続いており、本年度の生コンクリートの需要は、昭和４５年の弊協同組合創立以来、最低の出荷数量になると予測しております。

さらに、各種業界が直面する２０２４年問題の影響による輸送費の上昇、人手不足による人材確保のための待遇改善と労働環境整備など、組合員各社の経営環境は更に厳しさを増しております。

このような環境の中、弊協同組合は本年１月、生コンクリート販売価格の改定をさせて頂きましたが、組合員各社の収益は圧迫しており、自助努力だけではコストを吸収することが不可能な状況に至っております。

つきましては、これら諸般の事情によりまして、やむなく生コンクリート販売価格の再度の改定をお願いせざるを得ないと判断いたしました。

需要家の皆様には多大なるご負担を強いることとなり大変申し訳ありませんが、良質な製品の安定供給を継続するために一層努力して参りますので、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

謹白

記

改定時期　　令和６年４月１日（弊協同組合からの出荷分より）

改定価格　　２５,０００円／㎥ (標準物 21-18-25)